鮨 黒潮海閤@横浜 伝説のミシュラン店の味を受け継いだお鮨屋さん

「鮨 黒潮海閤 」
愛媛にあったミシュランでひとつ星をもらったことのある「黒潮海閤」。
残念ながら愛媛の黒潮海閤は閉店してしまったとのことですが、
黒潮海閤の味と技術を引きついだお店が、上野や新宿、船橋にOPEN。
8月25日には横浜店がOPENしたのだそうです。
ちょっとしたお祝いにおいしいお鮨屋さんをさがしていたところ、
系列店に出かけたことある友人から、この情報を教えてもらいました。
OPENしてすぐなので予約も取りやすいのではないかと。

電話したところ無事予約が取れました。

横浜市営地下鉄や相鉄線からなら歩いて3分ほど。
岡野の交差点の手前にあるビルの7階。


このビル景色がいいんですよね。
平沼橋方面は高層の建物がないので、横浜とは思えない夜景が楽しめるんですよ。
今回はカウンターでいただいたけど、個室だと夜景が眺められてデートにぴったりだと思う。
この日はおまかせ握り特上コースをお願いしていました。
まずは蜆の一番だし

肝臓の働きを助ける蜆、最初に飲むことで胃を保護してくれる効果もあります。
なにより、ンまい!
プレミアム生ビール熟撰

1,100円
おろ?飲んでいいんですか?
こちらのお店はアルコール提供しているそうです。
アルコールを提供するのとしないのでは、全然売り上げが違うのだそうで…。
飲食店は本当に大変なようです。
そういう話を聞いたら飲んじゃいます。
カウンターだし、パーテーションあるし、大声で騒ぐようなお店じゃなければアルコール提供してもいいんじゃないかな~。
久しぶりのビールは五臓六腑にしみわたります。
大トロ

なんと最初の一貫は大トロです。
いきなりクライマックス的な?
古畑任三郎方式?w
大将曰く「ご挨拶の大トロです」と。
シャリは赤酢です。
前菜五種

小茄子の胡麻クリームがけ
松前漬け
筋子の味噌漬け
フルーツトマトのおひたし
タコの桜煮
どれもヒトテマかかっています。
小茄子は焼き茄子で。
松前漬けは数の子やイクラが入っていない分、あっさりめ。
筋子が味噌味とは驚き!これは“あり”です。
醤油漬けより甘みが感じられます。
フルーツトマトはシロップ漬けとかで食べるけど、おひたしとは。
タコは大好きなので足1本食べられそうよ。ワサビをつけてピリッと。
熟成いわし

いわしは新鮮なものか熟成させたものか、どちらかを選べます。
新鮮ないわしがおいしいのは知っていたので、フレッシュなものを選ぼうと思ったけど、熟成させたものは滅多に食べられないというので、熟成をオーダー。
正解!
9日熟成させたといういわしは、いわしの旨味がぎゅっとつまっています。
脂と水分がいい感じで抜けて、今まで食べたことのない食感。
焼いたいわしと、お刺身のいわしの間のような。
あたり葱との相性もばっちり。
貴重なお鮨を食べさせていただきました。
あおりいか

塩とすだちで。
細く切ってあるので、口の中でシャリと一緒にほろりと崩れます。
愛媛の真鯛

少しねかせて熟成させているそうで、プリプリ食感。
真鯵

鹿児島県出水の真鯵だそうですよ。
こちらも、あたり葱で。
鮨屋の青魚ってなんでこんなにおいしいんでしょう。
安いお鮨屋さんの青魚と全然違いますよね。
愛媛の鯛めし

愛媛には松山と宇和島に2種類の鯛めしがあるけど、こちらは宇和島風。
さきほどの握りと違って新鮮な鯛を使っているので、食感はコリコリ。
トリュフの茶わん蒸し

トリュフが贅沢に入っています。
鱧まで!
ムラサキウニ

バフンウニかムラサキウニ、どちうらかを選べます。
高価なのはバフンウニだけど、濃い味のバフンウニより、上品な甘さのムラサキウニが食べたい気分だったの。
松茸の真薯

土瓶蒸しをお椀で。
もう秋なのね~。
蓮芋のシャキシャキ食感が好きです。
宮城峡ハイボール

1,100円
イシガキ貝

貝はイシガキ貝か赤貝から、どちらか1種類選べます。
めずらしい石垣貝をセレクト。
目の前に置かれたシャリの上に、パンと叩かれたイシガキ貝を乗せると、キュッと身が引き締まっていきます。生きてる生きてる~。
身が分厚いのでコリコリです。
太刀魚

焼き物は太刀魚の塩焼き。
骨も取り除いてあるので、骨が多い太刀魚のわずらわしがないんです。
太刀魚のおいしさだけを存分に楽しめます。
梵 艶

夏酒でおいしいのがあるというので。
福井県鯖江市の加藤吉平商店の日本酒。
鯖江はまだ行ったことない。
キリっと冷やした日本酒はやわらかな甘さで、口の中に華やかな香りが広がります。
これは、お鮨によくあいます。
中トロ

赤身

マグロ連続。
中トロもおいしいけど、赤身のねっとり感もいい。
キンメダイ

昆布〆をあぶって、香ばしさもプラスされています。
穴子

ツメか塩を選べるのでツメで。
江戸前といったらツメでしょう。
穴子はふんわり。
プリンのような玉子

もうプリン以外のなにものでもないです。
イクラの小丼

通常は握りだけど、今年初もののイクラがあるので、イクラ丼にもできますよと。
それじゃ、イクラを選ぶでしょう。
粒が大きく、皮もやわらかく、口の中でプチンとはじけます。
お椀

アオサのお椀です。
栗の渋皮煮のアイス

秋らしいデザート。
ちょうど栗菓子の記事を書いていて、口が栗を求めていたので嬉しいw
オープンしてまだ間もないのに、カウンターは満席、個室にもお客さんがいました。
カウンターに座れないので帰った人も。
どこで知ったんだろうと不思議に思っていたら、系列店で教えてもらったとか。
なるほど~。
横浜に良いお鮨屋さんが増えて嬉しいです。
ちょうど旅行やアルコール提供の緩和のニュースが出ていた日。
2回接種が終わった人は、そろそろ経済まわす方に動いてもいいんじゃない?と思いますよ。
横浜 鮨 黒潮海閤 (寿司 / 平沼橋駅、横浜駅、高島町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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