【台湾】標高1000メートルの山の上でグランピング「蟬說:霧繞」

取材協力: 蟬說:霧繞 Chanshuo Woorao
2日目は台湾の海を楽しむグランピングでしたが、3日目日は台湾の山を楽しむグランピングを体験してきました。
目次
蟬說:霧繞について
蟬說:霧繞までのアクセス
蟬說:霧繞の施設紹介
蟬說:霧繞で体験できるアクティビティ
蟬說:霧繞の食事とアフタヌーンティ
蟬說:霧繞であると便利なもの
蟬說:霧繞について

標高1000メートル。台中の新地に2022年にオープンした「 蟬說:霧繞」は、台湾先住民のタイヤル族が住んでいる場所です。
「ウーラオ」というのはタイヤル語で「豊かな土地」という意味。

目の前に広がるのは雄大な台湾の山々。運が良ければ、早朝には雲海に包まれた幻想的な光景を見ることができます。2月~3月にはテントサイトに山桜が咲き、4月から5月は蛍が舞い、5月から7月は紫陽花が咲いて、1年中豊かな自然を満喫できるスポット。

食事にはタイヤル族の伝統的な料理も並び、希望すると有料でタイヤル族のハンター体験に参加することもできます。実際に参加しましたが、日本では許可が下りそうにないワイルドな体験でしたww
オシャレで文化的な観光地という台湾のイメージとは少し違う、台湾の新しい魅力を知ることができるグランピング施設です。
蟬說:霧繞までのアクセス
山の上なので公共交通機関でのアクセスはありません。
レンタカーを借りて出かけるか、竹東駅と新竹駅からタクシーで約70分。料金はおよそ2,000台湾ドル(約8,000円)です。
グランピング施設周辺にはお店がないので、必要なものは購入してから出かけましょう。

私達は麓のコンビニで夜に飲むビールやお菓子を買いました。
また、道は車がすれ違うのがやっとの細い道をグネグネとカーブしながらのぼっていきます。酔い止めのお薬を飲んでいくと安心です。私はどこでも眠れる体質?が幸いして(笑)、タクシーの中でぐっすり眠ってしまい、目が覚めたら到着していました。
でも、途中目が覚めると観光客の姿も多く見られ、柿の実がたくさん生っているのも見かけました。高原キャベツも有名だそうで、途中の景色も見てみたかったなと今は思います。
蟬說:霧繞の施設紹介

レセプションは駐車場の横。
ここでチェックイン手続きします。

カップヌードルやスナック菓子も、少しですが売っていました。
無料で借りられる遊具も少し。
バトミントンとか家族で盛り上がりそう!

敷地内は3つのエリアにわかれていて、私達が宿泊したのは「山谷小鹿」というテントが並ぶエリア。
レセプションからは少し距離がありますが、荷物はカートで運んでもらえます。

テントの前はテラスのような全室。

テント内はとても広々としていて、リビングのように寛げます。



エアコンもあり、電源タップも多く、快適!
夜になると少し冷え込みますが、電気毛布があるので朝までぐっすり眠れました。

バスタオルも用意されています。耳栓も。

なんとWi-Fiも繋がりました。
ただ、少し弱かったので、持ってきたWi-Fiを利用して仕事をしましたが、これなら家族でやってきても子ども達が遊んでいるのを見ながら仕事ができて、ワーケーションもできますよ。

トイレやシャワー室もきれいに掃除されていて清潔。
ただし虫は多い(笑)
山だからしょうがないけど。
トイレは上部と足元がガラス張りで、山の中で用をたしているかのよう(^^;
もちろん、ガラスだからといって外から見られるような心配はありません。
人間が空を飛べない限り(笑)

バスアメニティは用意されているので、持ってこなくても大丈夫。

パウダールームや自由に使える冷蔵庫、お湯やお水もありました。
木々に囲まれているので、山の様子は見えませんでしたが、駐車場やレセプションのあるエリアまでのぼると、山の様子を見渡すことができます。
蟬說:霧繞で体験できるアクティビティ

タイヤル族の紐づくり。動画を見ながら編んでキーホルダーを作ります。こちらも無料。

動画を見ながら作るのですが、意外に難しい。
3回ほどやり直して、なんとか完成させました。ぶちゃいくだわ。

また、1人1,300元(約5,200円)でタイヤル族のハンター体験に参加できます。
セール中で990元(約3,960円)でした。
タイヤル族は一度山に狩猟に入ると3~4日は山の中で暮らすのだとか。山の中で焚火をし、食事をする様子を疑似体験します。
私はキャンプファイヤーとスモアと聞いていたので、軽く考えていたのですが、これがとんでもなくハードでした(^^;
まず、車でさらに山の中に進みます。
車を降りたら、タイヤル族のお酒を飲み(私達は指つけて舐めるだけにしました)、祈りの儀式をします。
その後、頭に探検隊のような懐中電灯をつけ、ひたすら山道をのぼります。
運が良ければ(?)実際に猪やキョンなどの野生動物に遭遇できるとか。
山の中で野生動物の足跡を探し、出会いを求めて歩いた後は、ひとり1本5メートルほどの竹を持たされ、竹を持ったまま、さらに険しい道を登って行きます。
写真が1枚もないのは、その過酷さを察してください。


森の中の少し開けた場所に着いたら、のこぎりで竹を切り、自分用のコップを作ります。
残った竹は薪に。
ハンターのおじさんは竹をさらに細く切り、それにマシュマロをさして焚火にかざします。
焚火を囲んで現地のお酒(どぶろくのような感じの甘さとアルコール度数)を飲みながら、焼いたマシュマロをみんなで食べました。
私の想像していたキャンプファイヤーとスモアと違~~~う(笑)

その後は、猪をとる罠を実際に仕掛けさせてもらったり、ハンターが銃を打つ様子を見学させてもらったりと、たっぷり2時間半タイヤル族のハンター体験をしました。

もう、足がガクガクでテントに戻ってシャワーを浴び、飲んだ冷え冷えビールがおいしかった!
実をいうと過酷過ぎて後半「早く帰りたい~」と泣きそうだったのですが、不思議と1週間の旅の中で一番思い出に残っているのが、このハンター体験。
次はもっとうまくやれるぞ、今度はこうしよう…など、いろいろ考えてしまうのが不思議。
それほどまでに強烈な体験だったんです。
多分、この体験をした日本人は、日本全国に10人はいない気がしますwww
事前に予約すると英語、日本語のガイドがつけられます(別途料金が必要)
蟬說:霧繞の食事とアフタヌーンティ

レセプションの隣にはレストランがあり、14時半から16時の間は、ウエルカムスイーツとドリンクとして、アフタヌーンティーが用意されていました。小さなスイーツはここまで来る途中の過酷なグネグネ道を忘れさせてくれます。

18時から19時の間はバイキング形式でいただくディナーが並びます。
メニューには地元住民が食べていた食材が使われ、炭火で焼く調理法を取り入れた料理が中心。

恐る恐る食べた猪は豚肉のようで食べやすかったです。

キノコの天ぷら!

鶏のスープは大きな柿入り。

ベリーのグラタンが甘くておいしかった~。

この日もしっかりいただきました。

朝食は8時から9時半で、やはりバイキング形式です。

中華と洋食のメニューが並んでいました。

大根餅好き♪

サツマイモの入ったお粥はおかわりしちゃいました。
蟬說:霧繞であると便利なもの
実際に利用してあると便利なものをメモしておきますね。
・虫よけスプレー これは必須!
・サンダル トイレやシャワーに行くとき便利。特にシャワーは更衣室など特にないので、シャワーブースで着替えになります。
・フェイスタオル・歯ブラシセット こちらは用意がないです。
・上着 日中は暑いですが、夜になると冷え込みます。テント内は暖かくても、シャワーやトイレのときに1枚羽織れると便利です。
・酔い止めの薬 1時間ぐねぐね道を車でのぼります。
今回も異動はDarrenの運転手付きレンタカーを利用しました。

LINEアカウントで友達になって予約します。
LINE ID:Darren416
蟬說:霧繞 Chanshuo Woorao
住所: N新竹縣五峰鄉桃山村白蘭298之3號
予約line: 03-6210-120
Email: woorao@chanshuo.tw
公式ホームページ
プロモーンションコード wr4786 で少し割引があるそうです。
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