上林ホテル仙壽閣 施設&温泉編

信州上林温泉は、志賀高原の山裾にある静かな温泉街。
湯田中渋温泉郷のひとつです。
湯田中渋、あれだけ好きなのに、他にも温泉があると知らなかった無知な私。
温泉に入る猿で有名な地獄谷野猿公苑に一番近い温泉地です。;
宿泊したホテル仙寿閣は昭和4年創業。
日本独特の旅館建築に、アールデコやアールヌーボーのディテールをも組み込んだ美しいホテル。
和魂洋才そのもの。
オリエンタルな百合の花の香りがただようロビーラウンジ。

美術館のようですよね。

こちらは談話室。

本を読んだり、囲碁をしたりと、ゆったり過ごせます。

温泉に行く途中の休憩スペース。

驚いたのが鯉が温泉で泳いでいる事!

嘘。
最初看板の鯉と温泉しか読めず、てっきり温泉で泳いでいるのかと思ってしまいました。
泳いでいるのは普通に池で、竹から池に注がれているのが温泉だそうです。
いや、それもなかなか凄いでしょ!
なぜ、こんな鯉が集まっているの?
ラウンジには、滋賀の天然水と、その天然水で淹れたコーヒーがサービスで置いてあり、朝6時半から飲むことができました。

電子レンジもあるので、素泊まりの時便利です。
売店は空いてる時間がちょっと短い。
お土産を買うのには不便を感じない時間帯だけど。

部屋飲みしようと思ったら、途中のコンビニで買っていくべし。
上林温泉街にはコンビニないです。
いったい何枚写真撮ってきたんだ?といわれそうですが、こんな建物に泊まったらいろいろ撮っちゃいますよ~。

お庭も本当にきれいなんです。
そして、温泉も凄い!
仙寿閣の温泉は、毎分720リットル、1日1,036トン。
これ、長野県最大。
だから惜しげもなくザバザバとかけ流しで楽しめるんです。
湯口はどこだと思うでしょ?
壁の上部。
壁の上から温泉が流れ落ちているんです。

動画だと、また迫力があるのですが…
露天風呂も、かけ流しです。
※営業時間前にお願いして撮影させてもらいました。
こちらは貸切風呂のひとつ、石風呂の仙華の湯。


もうひとつの貸切風呂、檜風呂の福壽の湯。


温度は42度くらいといっていたけど、多分43度はあった気がします。

貸切風呂のアメニティ。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) 。
湯温が58.5度あるので、少しだけ加水しているとか。
他は加温、循環ろ過、塩素なしです。
ほとんど無味無臭。
かすかな、ほんとかすかな卵臭。
わずかに舌に残る苦み。
まわりの温泉がクセ強いので、ほっとするような素直な温泉です。
ちょうど今の「らんまん」の世界に入り込んだようなホテルでした。
THE WORKE(外部リンク)
上林ホテル仙壽閣(THE WORKE内リンク)