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グルメ

完全予約制!斬新な和食が楽しめる新日本料理おぶね

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お肉が見えないくらいトリュフに覆われた遠州夢咲牛のすき焼き!

仕事で静岡に行くという話をしたら、食通の知人から「静岡駅から少し離れているけど、ぜひ出かけてみて!」と教えてもらったお店。
菊川って「きくかわ」ではなく「きくがわ」って濁るのね。
「ふじのくに食の都づくり仕事人」として静岡市に表彰されたご主人の作る、地元静岡の食材を中心とした懐石料理がいただけるお店です。ご主人も菊川出身。お店は今年で20周年を迎えたそうですよ。

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大きな駅だけど、駅前には時間をつぶすような場所がほとんどないのどかな菊川駅。
そこからタクシーで5分。
住宅街の中に「新日本料理おぶね」はありました。

「おぶね」と言っただけで、タクシーの運転手さんはすぐに車を走らせてくれました。
遠方から来るお客さんが多い有名店なのだそうですよ。

重厚な扉を開けて中に入ると
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別世界!
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すっごい失礼だけど、なぜこんな田舎にこんなお店がと思ってしまいました(^^;

掘りごたつ式のテーブル席もありますが、今回はカウンターでお料理をいただきました。
おぶね

まずは
Crémant de Bourgogne(クレマン・ド・ブルゴーニュ)で乾杯。
おぶね

こちらのワインは田崎真也さんが、おぶねのお料理にあわせて選んでくださったものなんですって。
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田崎さんを招いてのイベントも時々開催しているようで、9月のイベントのポスターが貼ってありましたが、すでにSOLD OUTとなっていました。

おぶね
このワインクーラーおしゃれ!
ボトルだけじゃなく、緑を入れるのって映えるわ。
真似しよう。

お料理はおまかせでお願いしています。
おぶね
最初の一皿は白茄子。
皮が固い白茄子は、揚げてとろとろ蕩けるやわらかさに。
上に乗っているのは利休餡。
濃厚な胡麻の香りは、お酢を少し入れることで爽やかに。
青臭さが苦手という人もいるツルムラサキも、茄子と一緒に食べると独特の香りが気になりません。

お次は何やら目にも華やかな黄金の小鉢(笑)
おぶね
飯蒸しというもち米を使用したお料理。
最初にほんの少し炭水化物をとることで、悪酔いが防げるのだとか。
シメジと枝豆を混ぜこみ、アヒルの卵の塩漬けをすりおろし、自家製の生カラスミを乗せています。
台湾に行けなくなってカラスミを買ってこれなくなっていたので、久しぶりにカラスミ(笑)
生なので塩分は控えめ。
ネットリと舌にからみつくような食感も美味♪

ドリンクは暑い日だったので、ビールをお願いしました。
このグラス!
なんと掛川の錫工房で作ってもらった特注品とのことで、店名も入っています。
おぶね
ビールがキンキンに冷えていて、これは至高の1杯(笑)
いつまでも冷たいのも嬉しい。

一緒にいただいたのは揚げ物。
おぶね

浜名湖のスッポンの揚げ春巻きと、地元のもちもちオクラ。
おぶね

中華風に仕上げた春巻きは、表面はパリッ、中は旨味たっぷりで熱々のすっぽん。
これを錫グラスに入った冷たいビールで流し込む。
いや、控えめに言っても最高でした!
おぶね
地味に感動したのが、県外にはほとんど出荷されないという、もちもちオクラ。
天ぷらにするともちもち食感になるとのことですが、本当にもちもち!
通常のオクラの2倍の大きさで食べ応えもあり。

山椒塩をつけて食べたのだけど、この山椒塩も爽やかな辛味で、天ぷらの油をなかったことにしてしまいそうな危険な薬味でした(笑)

ドドーンとカウンターに運ばれてきたのはお造り。
おぶね
鱧、鮃、生しらす、鰹、蛸

鰹と言えば高知のイメージですが、実は日本一の水揚げ量を誇るのは静岡の焼津なのだそうですよ。
ポン酢もおいしいですが、塩で食べるのもおいしい!

蛸は静岡の地蛸でアナダコ。
なんと胡椒がかかっています。
ちょこっと塩をつけて食べると、ピリッとした辛さで口の中がスッキリします。
おぶね

お塩は奄美大島の加計呂麻島のお塩。
おぶね
いろいろ食べ比べて、このお塩が一番あうと思ったそうですよ。

いろんなお魚を少しずつ、いろいろ味変しながら楽しみました。

昼の暑さで参っていた体も、かなり涼んできたところで土瓶蒸しです。
おぶね

長野のチチタケとハマグリの土瓶蒸しです。
おぶね
栃木在住の友人から「チタケ(栃木ではこう呼ぶらしい)はとっても香りが良いのよ!」と、ずっと聞いていて、一度は食べてみたかった食材。

これは本当に素晴らしい!
松茸とも、シメジとも、舞茸とも違う、でも、芳香なキノコの香り。
最後の一滴まで飲み干しました。

おぶね
お友達から、チチタケは香りはいいけどキノコ自体は、そんなにおいしいものではないのよと聞いていたのですが、本当に出汁をとるためだけのキノコといった食感で、これはこれでおもしろかった!

天竜川の鮎の塩焼き
おぶね
私、魚の食べ方が下手で、よく旦那さんに笑われるのですが、これは平気!
だって、頭からガブリと丸かじり出来ちゃうから(笑)
頭の香ばしさは、もう魚じゃないかのよう。

はらわたの苦みと蓼酢の愛称は、もう最高の組合せね。

尻尾までバリバリ食べちゃいました(^^)

3杯目は白ワインで。
メタル ソーヴィニヨン・ブラン
おぶね
とっても夏らしい、酸味のある辛口白ワイン。

伊勢海老の具足…揚げ?
具足煮や具足焼は聞いたことあるけど、これは揚げてますね!
おぶね
上に乗っているのは、シャインマスカットとイチジクを揚げたもの!
ソースは西京味噌とクリームチーズ。
トリュフの風味もきいています。

普通、シャインマスカットを揚げようなんて考えないですよね。
おぶね
甘味と風味が増しています。
甘味は熟したような濃厚な味になっているので、味噌とチーズのソースに負けてないです。

そして、今回のコースのメイン(笑)
遠州夢咲牛のすき焼きです。
おぶね
一時期全国のブランド牛を食べ歩いていましたが(笑)、遠州夢咲牛は初めて聞きましたよ。
数々の賞を取っている牛肉だそうです。

きれ~い!!
おぶね

サシがきれいに全体に入っています。
すき焼きのタレにもトリュフを漬け込んでいるのだとか。
おぶね

ジャンボマッシュルームも一度熱を通すことで、味がしみ込みやすくなっています。
おぶね

丁寧に牛肉を焼いて、すき焼きを作ったあとは
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これでもか!ってくらいトリュフを削ります。
おぶね
バチがあたりそうなトリュフの量(^^;

おぶね

まずいわけがない!
おぶね
わざわざ遠くまで来る人が多いのも納得!

〆のご飯は万願寺唐辛子の炊き込みご飯。
おぶね

辛い!でも、おいしい!
オリーブオイルと豚ひき肉から出た旨味、青紫蘇、そして万願寺唐辛子。
それらが見事に調和しています。

惜しむらくは、お腹いっぱいだったこと(泣)
おぶね

2杯目はおむすびにして持ち帰りたかった。

こちらのお吸い物。
ハマグリだと思ったら、シジミでした!
でかっ!!
おぶね
桑名の沖シジミだそうで、ナガシマスパーランドの下でとれるそうですよ。
見た目はハマグリだけど、味はシジミなんです。
というか、普段シジミの身は食べないこともあるので、こんな味だったのかと、ある意味斬新。

デザートはミルクのブラマンジェに巨峰のアイス。
おぶね
マンゴーやシロップ漬けの桃も添えられていました。

こちらでコースは終了。
カウンターのみ15,000円と25,000円のコースで、いただいたのは25,000円のコース。
他にも5,000円からのリーズナブルなコースもあるそうで、地元の方はお祝い事や顔合わせなどの時、よく利用されるそうです。
食べログの以前のクチコミを見ると、5,000円のコースでもかなり凝ったものをいただけるようですよ。

大将のお話も楽しかったし、また静岡に来ることがあったら再訪したいです。

おぶね懐石・会席料理 / 菊川駅

夜総合点★★★★ 4.2



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