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2021年1月 沖縄

開かれた世界遺産で開催された「勝連城フェス2021」

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勝連城フェス
1月8日、沖縄県うるま市にある勝連城跡で行われた「勝連城フェス2021」に参加してきました。
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勝連城フェス
沖縄県の中部東海岸にあるうるま市は、手つかずの自然が残り昔ながらの沖縄が楽しめるエリア。
名護や恩納村など華やかな西海岸に比べるとあまり目立ちませんが、最近はオシャレなカフェや地場食材を使用したグルメも増え、注目のエリアなのです。

そんなうるま市の魅力を体験し、全国の人に発信してもらおうとメディアや旅行関係者を呼んで行われたクローズドのイベントが「勝連城2021」でした。

当日はあいにくのお天気で、参加者に使い捨てカイロが配られるという沖縄とは思えない寒さでしたが、寒さを吹き飛ばすくらい熱いイベントでしたよ。

勝連城フェス
写真は昨年11月に出かけたときに撮ったものですが、視界を遮るものがなく、城壁全体が見渡せるお城って日本にはあまりないと思いませんか?緩く孤を描いている城壁も、日本の角角した城壁と違い、まるでヨーロッパのお城のようところが私は好きなのです。

勝連城フェス
こちらは勝連城跡の模型。
一番上が一の曲輪、下に行くにしたがって二の曲輪、三の曲輪、最後広い空間が四の曲輪です。
うるま市では勝連城跡を利用して、これから様々なイベントを行う予定で、今回ひと足先に体験させていただいたのです。

「勝連城フェス」のスタートは、うるま市出身の音楽グループ「HY」の、うるま市観光大使委嘱式でした。
「HY」のバンド名は、メンバーの出身地うるま市の東屋慶名(ひがしやけな)の頭文字をとったものなのだそうです。
任命された感想を聞かれたメンバーの返事は「遅いよw」でした。
ミニライブも行われ、琉球國祭り太鼓との共演で演奏された「帰る場所」は、仕事を忘れて聞き入ってしまいましたよ。
晴れていたらPVのように勝連城跡でミニライブも行われたのにと思うと、ちょっと残念。
是非、勝連城跡でHYのライブやって欲しいわ。


その後は、ガイドさんと一緒に勝連城跡を見学しながら、各曲輪のイベント見学。
頂上の一の曲輪では沖縄伝統空手演武。
勝連城フェス
「勝連」という名前から「ここに来れば連勝できる」とゲン担ぎで来る人も多いとか。
私も11月に来たのは強力なパワースポットと聞いたからなのです。

沖縄伝統空手は一般的な空手と違い、「空手に先手なし」、「人に打たれず、人を打たず、全て事なきを良しとする」という言葉に表されるよう、「戦わずして勝つ」という精神を大切にし、型はすべて「受」から始まります。

とはいえ目の前で行われる演武の迫力はすさまじく、写真間に合いませんでしたが、カマを使った演武は見てて呼吸を忘れるくらいでしたよ。

二の曲輪では絶景バックに写真撮影を行う予定でしたが雨でイマイチ映える写真が撮れず…
勝連城フェス
写真は別日に撮った二の曲輪。
城壁にパワスポでインフルエンサーの人は映え写真撮れそうですよ。

三の曲輪ではグランピング。
勝連城フェス
かつて様々な儀式が行われていたという広いスペースはグランピング用テントを広げるのにも適しています。
世界遺産で眠るって、なかなかできることじゃないですよね。
これに朝ヨガもついていたら最高じゃなですか?

一の曲輪では360度見渡せるので夕日も朝日も見ることができます。
星空の下でヨガしてぐっすり眠り、朝は日の出とともにヨガで目覚めるなんていいですよね~。

四の曲輪では、うるまの食材を使用したグルメをいただきました。
勝連城フェス

麦茶づくりや塩づくり体験も。
麦茶が普段飲んでいる麦茶と違う!
勝連城フェス
一般的な麦茶は大麦だけど、こちらのお店ではうるま産の小麦を自分で焙煎して作るのです。
まろやかな香ばしさがふっくらと鼻孔の奥で広がります。
お店に行くと800円で体験して飲めるそうなので、フリーの日に出かけようと思ったのですがお休みでした。残念。

勝連城フェス
テント内に用意されたお料理をいただきます。

勝連城フェス
たんかんの器には沖縄のお魚のお刺身が入っています。
ホットワインも沖縄の旬のフルーツたっぷり。
右側の器はてびちの唐揚げ!南蛮黒酢で和えています。
てびちって唐揚げにできるのね!

手前のステーキ食べ比べは浜比嘉島のお塩でいただきましたよ。
勝連城フェス

黄金イモご飯に炭火で焼いた紅豚の紅豚丼。
勝連城フェス

黄金イモきんつばにチーズケーキ、うるまジェラートとスイーツもいろいろ。
勝連城フェス

寒くてお料理がすぐに冷めちゃうのが悲しかったけど、いろんなものが食べられるグルメイベントが行われたら嬉しいですよね。

最後は四の曲輪で「龍神伝説・肝高の阿麻和利ステージ」
勝連城フェス
勝連城の最後の城主、阿麻和利(あまわり)はずっと琉球王国に敵対する悪役だと思っていました。
でも、実は悪政を強い民衆を苦しめていた前城主の茂知附按司を倒し、みんなを救ったヒーローなのですよ。しかも百姓出身で親しみやすい。城主になってからは、中国や東南アジアとの貿易で勝連に多くの繁栄をもたらし、みんなに慕われていたのです。
琉球王国は勝連の繁栄を妬んで、阿麻和利を罠にはめたという説もあるのですよ。

そんな阿麻和利の物語をうるま市の中高校生が「肝高の阿麻和利」という組曲を演じているのです。
肝高とは古いうるまの言葉で「心豊か」「気高い」とのこと。
うるま市内の中高校生の希望者による舞台は、演奏や歌もすべて中高生。
演奏は中学生だとその場で聞いたけど、ソースは見つからず。

粗削りだけど、それがまた迫力があって、今回はショートバージョンで見させていただいたのですが、一時も舞台から目が離せませんでしたよ。どんなに続けたくても高校を卒業したら二度と立つことができない舞台。青春のすべてをかけた舞台なんですよ。
そりゃ熱いよね。

しかも、舞台が阿麻和利が実際に居住していた勝連城ですからリアルです。
大きな城壁にプロジェクションマッピングで空や森や炎が映し出され、戦のシーンでは炎も!
勝連城フェス

初演はなんと2000年!もう20年以上続くロングラン公演。
沖縄だけじゃなく、福岡、大阪、東京、なんとハワイ公演も行われたことがあるとか。
翌日からの三連休1月9日、10日、11日は本公演が行われ、抽選で当たった人たちが鑑賞したようです。

本当は緊急事態宣言中の移動だったので、個人のSNSやブログに公開する予定ではなかったのですが、とにかく心を揺さぶられる素晴らしい公演だったので、思わず普段やらないライブ発信まで行ってしまいました。
これが無料で見られるってすごい!
是非もっと多くの人に見に行ってほしい。

今後の公演j情報や動画は公式ブログで見ることができます。
https://amawari.ti-da.net/

勝連城跡では今後も様々なイベントを計画中ですが、イベントのアイデアも募集中です。
こんなのをやって欲しいというのがあったら、勝連城跡周辺整備室 事業推進係 TEL 098-923-7606 に相談してみてください。

映え写真たくさん撮れそうなので、コスプレイベントとかもおもしろそう。
近くにホテルがないのがちょっと難点なのだけど、8年後にはホテルの建設も予定されているようです。

勝連城フェス
勝連城の歴史や阿麻和利の物語を学べるミュージアムも建設中。
こちらは2021年中にOPEN予定。
将来的には勝連城跡を中心とした一大テーマパークのような場所になるようです。

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