焼肉X@西麻布 ハイクオリティなお肉はもちろんパフォーマンスも秀逸!

まるで芸能人の隠れ家のようなお店に連れて行っていただきました。

場所は西麻布と乃木坂の間くらい。
私は六本木の駅から歩いていきました。
地下にあるお店の看板は小さなXという文字だけ。
エックスではなくテンと読みます。

地下に降りても仕掛けはまだまだいっぱい。
まるでスパイ映画の秘密基地のようなんですよ。
お部屋はなんと4部屋のみ!
うち1部屋はオーナー用なので、実際に予約できるのは3部屋だけなのです。

しかも絶対に他のお客さんとは会わないようになっているのですから、お忍びデートにもピッタリ!
そして、いただける焼肉も普通ではないのです。
食事はコースのみ。
この日は18品のTENコース(32,000円)です。
さらにワインのペアリング(10,000円)をお願いしました。
各テーブルに焼き手とソムリエがそれぞれつきます。
この方たちのお話がとっても面白くて、デザートまで楽しい時間を過ごすことができました。
まずは
究極のコンソメ

都萬牛のお肉と骨を霧島連山の水で煮込んで作ったコンソメスープ。
味つけは塩だけ。
なのに香りと旨味がすごい。
18品あって、このペースで書いていくと恐ろしい長いレビューになりそうなので、サクサク書いていきます。
お店に行ったとき、ぜひリアルにお話を聞いてください。
最初のシャンパーニュはJAQUESSON 743

ボトルはピンボケしてた(><)
グラスはザルト・デンクアート。
すっごく繊細で軽いグラスです。
こちらのお店ではザルト・デンクアートかリーデルの2種類のワイングラスが使われているそうです。
シャンパーニュもまるで葡萄そのものを飲んでいるかのような今までにないフルーティーさ。
水やリキュールをいっさい使っていないんですって。
ナムル盛り合わせ

岡山の黄ニラ 秋田のきりたんぽを揚げて砕いたものをトッピング
鳴門金時 トリュフ添え
長野のあわび茸の煮びたし
千葉の春菊のナムル
高知の茗荷のマリネ
国産のゼンマイ
ナムルの盛り合わせとなっているけど、普通のナムルとはちょっと違います。
ちなみにおかわりは自由。
キムチ盛り合わせ

こちらはメニューにありません。
既に18品もあるからメニューに載せなかったと。
箸休め的なものでおかわり自由。
白菜にアイコトマト、そしてパイナップルのキムチです。
甘くて辛いパイナップルははじめての味。
白菜は浅漬けだそうで、サラダ感覚でいただけます。
そして、この日食べるお肉が宝箱に入って登場です。

それぞれのお肉の説明をしてくださいます。
但馬玄というのはお肉の融点がマグロと同じくらい低い12度のため口の中で蕩けるのだそうです。
なので但馬牛とマグロをかけて但馬玄(たじまぐろ)なのだとか。
月に数頭しか出荷されない希少な牛です。
そんな但馬玄をユッケで。
ユッケといっても尋常じゃないユッケ。

左は但馬玄のユッケにはだてのうに!
多分人生で2度目か3度目のはだてのうに!
そして、目の前でトリュフをスライスしてたっぷり乗せます。

まずいわけがない!
右の蓋を開けると一面のキャビア。

サワークリームに角切りのユッケをのせ、表面をキャビアで覆っています。
貝のスプーンでいただきます。
贅沢過ぎて味が脳に伝わらないw
目がもう満足感を感じて脳へ「最高!」というシグナルを送っているようですw
キャビアの塩味で食べるユッケ、本当に贅沢。
ユッケにあわせていただいたのはLorenzon Mercurey Croichots 1st Cru 2012

シャルドネ100%の白ワインですが、あまりシャルドネっぽくない味。
フルーティーでミネラル感があります。
お次は但馬牛のタンをいただきます。

但馬牛 薄切り、但馬牛 タンシタ、但馬牛 しゃぶしゃぶ、但馬牛 厚切りの盛り合わせです。
まずは薄切りのタンもと。
焼くのは片面のみ。
片側はパリッと、もう一方はやわらかいまま。

パリッサクッとした食感とムギュムギュとしたグミのようなやわらかさが同時に味わえます。
なんと目の前でごまをしぼって作ったごま油につけていただくんですよ!

ワイングラスでしぼりたてのごま油の香りを楽しみます。

もうね、本当においしいだけじゃなく、楽しませてくれるんです。
タンしたはトウガラシ味噌をつけてごま油に。

心地よい弾力で歯ごたえがあり、噛むたびに旨味が広がります。
牛骨と牛テールでとったスープでしゃぶしゃぶ。

スープも最後の一滴まで飲み干してしまいます。
タン元のど真ん中を3㎝だけカットした厚切りタン。

特製レモン塩がまた良い仕事をするのですw

タンにあわせていただいたのはPouilly-Fuisse 2017 VERGET Terroirs de V

こちらはいかにもブルゴーニュのシャルドネらしい1本。
しなやかな口当たりです。
そして、もう1本は日本酒 ふた穂 2012

奈良の蔵元で珍しい熟成酒です。
なるほど、とてもフルーティーで日本酒らしくない日本酒←褒めてる
厚切りの牛タンのどっしりした味をうけとめてくれます。
チョレギサラダ

ここでサラダは阿部寛、岡田准一、北村一輝と来た後に、中村倫也でほっと一息って感じです。←個人の感想です
さて、松本潤に戻りましょう(爆)
ハツ

本当ならここに但馬玄 レバーもセットなのですが、なにぶん火を通したレバーが苦手なもので(^^;
生なら食べられるんです。
サクサクとした食感のハツ。
あっさりと塩でいただきます。
テールスープ

最初のコンソメとは違う濃厚な白湯スープ。
コラーゲンたっぷりという感じです。
鳥取の牛骨ラーメンのスープみたいといったのですが、牛骨ラーメン知名度低すぎ(^^;
おいしいんだけどな~。
さ~~~お次は花火でいえばスターマインか尺玉か!赤身肉の盛り合わせですよ。

都萬牛 赤身、ハラミ、但馬玄 特上カルビ、但馬玄 サーロインです。
レバーが食べられなかったので代わりに赤身を2枚にしてくださいました。
赤身は宮崎県産都萬牛のトウガラシです。

ごま油で1枚、特製ダレで1枚いただきました。

どちらもそれなりの良さがあって甲乙つけがたいおいしさ。
ハラミはタレで。

特製カルビもタレで。

あわせたワインはGevrey-Chambertin 2017 Domaine Arlaud

果実味がダイレクトに感じられる赤ワインです。
松坂牛のサーロインはサッと炙って1枚はヘベス入りの自家製ポン酢で。


もう1枚は飛来幸地鶏の卵の黄身あわせて。


飲み込むのがもったいなくなりますw
ワインはSilver Oak 2014 Alexander Valley

なんとカリフォルニアワインです。
ワイン界の「バリスの審判」って私知らなかったのですが、1976年にフランスのブラインド・テイスティングで当時無名だったカリフォルニアワインが1位に選ばれたんですって!私にとってカリフォルニアワインってトッ●バリューのイメージがあったのですが、そんな優れたワインがあったのですね。オーパス・ワンなど一流のワインがカリフォルニアにはあることを教えてもらいました。
ほんとワインには疎いんです。私は(--;
お恥ずかしい。
というか、また新たなことを知ることができて嬉しい。
こちらのワインもオーパス・ワンほどではないですが高級ワインです。
だからというわけではないですが、松坂牛に負けない存在感のある味で、クライマックスにふさわしい組み合わせでした。
冷麺

キャビアがトッピングされた冷麺は麺にキバサが練りこまれています。

シャーベット状のスープが口の中をさっぱりとリセットしてくれるのですが、お肉の旨味の余韻は残したままにしくれます。
モツまぶし

お部屋の片隅で土鍋で炊いていたもつ入りのご飯も炊きあがりました。
そのまま食べてもおいしいのですが、おだしを入れてひつまぶしならぬ、もつまぶしでいただくと、恐ろしいことにサラサラと胃の中に納まってしまいます。お腹パンパンだったのに。

それでも全部は食べきれないでいたところ、残りはお土産にしてくださいました。
帰って旦那が大喜びで食べていましたよ。
デザートは目の前でマッコリのアイスを作ってくれます。

最後の最後まで楽しませてくれますね。
ごま油をしぼったときにできた、ごまのパウダーを振りかけていただきます。


帰りにお土産でカレーパンをいただきました。

お店オリジナルです。
牛タンを使ったカレーに365日のパン。

最強のタッグですね!
ずっしりとしたカレーパンは翌日の朝ご飯にいただきました。

書きたいことをかなり我慢してサクッと書いたつもりが、気づいたら長文レビューとなってしまいました(--;
でも、ここに書いたことは今回体験したことのほんの1/3かも。
お話が本当に興味深いんです。
いろんな方が利用されているそうですが、口が堅いので教えていただけませんでしたw
秘密のデートにも安心して利用できそうですよ。
西麻布 焼肉 X (焼肉 / 六本木駅、乃木坂駅、麻布十番駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5
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