農村と都内の企業を結ぶ『農都交流プログラム』に参加して福島県塙町に行ってきました。

1泊2日で福島県塙町に行ってきました。
首都圏の企業や大学が、農山漁村地域で研修を行うことで、それぞれお互いの地域の魅力を分かち合い、双方が抱える様々な課題を解決していく、都市と農山漁村の新しい交流スタイル『農都交流プログラム』。
福島県では特に首都圏の企業との継続的な交流や連携を深める『農都交流プログラムふくしま』を行っていて、今回はライターとしてお世話になっている株式会社プレスマン様にお声をかけていただき、一緒に参加させていただきました。
塙町は福島県のほぼ最南端(最南端は矢祭町)。

オレンジの部分は塙町です。
茨城県と隣接している地域もあり、Facebookでチェックインしようとすると茨城県の名所がずらずらと出てきちゃうような場所です。JR東日本の駅は水群線の磐城塙駅。都内からは新幹線を利用して3時間半ほど。主要な産業は農業でこんにゃくとダリアが特産品です。
なすの255号で新白河へ

9時16分東京駅発のなすの255号で10時41分には新白河に到着。
なすの255号は郡山が終点の福島新幹線でした。車内販売がないので、飲み物や食べ物を買ってから乗車しましょう。ヘッドレストの位置を変えることができ、コンセントもあって、ゆったりくつろげる新幹線でした。
普段、こだまやバスといったリーズナブルな移動手段ばかり選んでいるので、快適さにビックリ(笑)

新白川駅からはバスに乗り換えて、1時間ほどで塙町に到着です。

竹パウダー農法の説明と放射線検査

最初に出かけたのは放射線検査場。

塙町には3個の放射能測定装置があり、町内の人たちが自分の畑の作物をもって検査にやってきます。

作物を預かり、翌日には測定結果が出ます。まだ、山菜の中には値が規定より高いものがありますが、私たちが福島にきて食べる食材はすべて検索に合格しているものなので、安心して食べることができます。
検査場の横には竹パウダー農法に使う竹パウダーの作業場がありました。

最近、全国で竹害が問題になっている竹を無償で提供してもらい、粉砕機でパウダー状に加工します。


ケイ酸やミネラルが豊富な竹をパウダー状にすることで、微生物を繁殖させ、土の通気性、保水性、排水性を高めます。袋を開けると発酵臭がしました。

竹パウダーの発酵パワーが土壌の栄養分を増価させ、化学肥料などを利用しない有機農法が可能になります。
道の駅はなわで手作り弁当の昼食

お昼ご飯は道の駅はなわで。
地元のお母さんの手作り弁当です。

きのこのおこわに、レンコンの肉詰め、煮しめ、野菜の肉巻き。

小麦粉にこんにゃく粉を混ぜた“すいこん”のお汁。“すいこん”は“すいとん”よりも食べた感じが軽く、たっぷりの野菜からでた優しい甘さのお汁でした。
食事のあとは1階の直売所を覗いて


カフェスペースで販売していたダリアアイスをいただきました。

農作業体験

お昼ご飯のあとは竹パウダー農法で育てた野菜の収穫体験。
土の上に竹パウダーを撒き、蝶(!)が入ってこないようにして育てた白菜とレタス。

こちらは蝶が入ってきてしまった白菜。見事にやわらかい葉だけ食べて、別の野菜のようになっています。

自分たちは蝶を防ぐことができたハウスでレタスの収穫。竹パウダーの保水性だけで育てたレタスは、味がとにかく濃い!水っぽさがない。マヨネーズはいらない。野菜の味だけで十分なおいしさなのです。スナックのようにちぎって食べ続けちゃいます。
場所を移動してさつまいもの収穫。


服が汚れるのが気になっていたけど、掘り始めると楽しくて。
土いじりって子どもの頃にもどっちゃいますね。
最後はダリアの球根をとるための名札づけ。


塙町の町の花はダリア。300種5,000株のダリアが咲く町なのです。一時期あまりダリアを見かけなくなりましたが、数年前からまたダリアブームが起きているそうですよ。


こちらでは花き流通業のISOと呼ばれる認証システムMPSを取得しています。
MPSに関してはこちら⇒☆
残念ながらダリアは霜に弱く、2週間前に降りた霜で枯れてしまい、咲いている花を見ることはできませんでした。
来年、満開のダリアを見に来たいものです。
塙町コミュニティプラザ

1日目の最後は、磐城塙駅にある塙町コミュニティプラザで開催中の「つるし雛・ひな人形展」を見学しました。会場に入るときらびやかなつるし雛に思わず感嘆の声が。



本物の植物を利用した飾りは特に珍しくて、じっくり見てしまいました。



残念ながら展示会は11月26日まででしたが、来年のお雛様の時期には、また開催されるかしら?

常設の富永一朗展も、とっても見ごたえありましたよ。
この顔出しパネルは、今まで一番簡素だけど、一番やってみたかったです(笑)。

磐城塙駅に併設されているので、利用しやすいです。


湯遊ランドはなわ

宿泊先は湯遊ランドはなわ。
温泉です!!

早速、温泉に。
その後、地域の方たちとの交流会。



お土産もたくさんいただいちゃいました。


夜はお部屋でみんなで筋トレ←なぜ?(笑)

その後、温泉に入って夜遅くまで女子(笑)トーク。
翌朝、私は6時から朝風呂♪

朝ご飯を食べたら…

ミーティングルームで会議。
お昼ご飯を食べたあとは、アルコール抜きで地元の方との意見交換会。

濃い半日でした。
風呂山公園で紅葉狩り
チェックアウト後は塙町を見渡せる風呂山公園へ。

春は桜→しだれ桜→山桜→山つつじと様々な花が咲き、特につつじ祭りの時期は一万人の観光客が訪れるそうです。

ダリアの時期もいいけど、春も来てみたいですね~。
今は紅葉が楽しめました。


その後、道の駅はなわでお土産を購入。



15時51分発のなすの278号で一路東京へ。
私の新幹線に乗る前に白河中華そばを(^^;

17時10分には東京駅に帰ってきました。
1泊2日ですが、とても濃い時間でした。
夜の交流会では農家の方たちの生の声が聞けて楽しかったです。
生き生きしているな~と思いましたよ。
みなさん、年齢よりも若く見える。
農家は生涯現役って本当ですね。
貴重な機会を与えてくださった株式会社プレスマン様に感謝です。
ありがとうございました。

今回も一緒に旅した
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