しっとりとおとな時間が楽しめる隠れ家レストラン『かまくら和久』@鎌倉

古都鎌倉には古民家をリノベーションしたお店がいくつかあるのですが、「また、素敵なお店がOPENしたので行きませんか?」とお誘いを受け、出かけてきました。

鎌倉駅東口から徒歩7分ほど。大通りを歩いていき、フレッシュネスバーガーの手前の細い道を入って行きます。
この道が本当に細くて…。
本当にこの道でいいの?と一瞬不安になるのですが、その先にひっそりと『かまくら和久』があります。

店内に入ると杉の一本板を使用したカウンターが目に飛び込んできました。

せっかくなのでカウンターでいただきましょうと、お友達が席をリザーブしてくれていました。
2月18日にOPENしたばかり
今はお食事はコースのみで、もう少し落ち着いたらアラカルトもやりたいとのことでした。
夜のコースは6,000円から。
この日はちょっと奮発して、《贅沢》季節の食材堪能コース 15,000円を。
お酒はペアリングをお願いしました。
Berlucchi '61

乾杯はイタリアのベルルッキ '61 ブリュットで。
辛口のスパークリングで、きめ細やかな泡がいつまでもグラスの中にはじけます。
実はこのグラスにもこだわりがあり、某フレンチのお店でこのグラスを見て、同じものを揃えたのだとか(^^)
カウンターで食事をすると、いろんな話が出来て楽しいですね。
曽我の梅酒

食前酒は梅酒から。
出汁

梅香煎・金粉
一品目は出汁!
水と昆布にこだわった和食の命ともいえる出汁を、まずは味わいます。
香りを楽しめるようシャンパーニュグラスの形をした器は特注品です。
このお出汁を飲んだだけで胃袋がワクワクしだしたのか(笑)一気に空腹を感じましたよ。
ノドグロの酒蒸し

九谷焼の器で供されました。

上に乗っているのは長野安曇野の花山葵の醤油漬けと、お出汁にも使用している利尻昆布です。
もっと食べたいと余韻の残す量。
おいしいものを少しだけ。
贅沢。
ここで日本酒に。
いずみ橋 生もと 黒とんぼ純米酒

神奈川の海老名にある泉橋酒造の純米酒。特に黒とんぼは出汁をきかせた和食にあわせて作られたお酒です。
ここでいずみ橋のお酒に出会えるとは(^^)

和らぎ水は富士ミネラルウォーターでした。
信玄鶏のチューリップ

懐かしいな~~チューリップ(笑)
子どもの頃、運動会のお弁当に母親がよくチューリップのから揚げを入れてくれましたよ。
最近見ないですよね~。
唐揚げのように見えて、実は燻製。一度下味をつけてから燻製にしているそうです。
食べるとしっかり燻製の香りが口の中に広がります。
生雲丹のせ茶碗蒸し

ひゃ~~~~、思わず小躍りしちゃう雲丹好きの私。

生雲丹がふんだんに乗っています。

なんと中にも雲丹が!!
無心で食べちゃいましたよ。
蟹新丈、赤かぶのすり流し

こちらも贅沢な一品。
春をイメージしたピンクの餡は、赤かぶをすりおろして色をつけています。

たっぷりの蟹に、丹波篠山の山芋を使用したふわふわの蟹新丈。
『かまくら和久』で使用している食材は日本全国の生産者から直接仕入れている高級品。この日は丹波篠山の食材を使用したお料理でした。一昨年、丹波篠山を旅したときのことがお料理を食べるたびに、篠山の青い空や緑の山が思い出されましたよ。
ふと厨房の片隅に飾ってあって花瓶が気になって聞いてみたところ、丹波焼でした。

丹波篠山アンテナが敏感になってる(笑)
前菜

かなり食べた気がしますが、ここで前菜の盛り合わせです。
蛤と春の山菜お浸し、自家製唐墨・粟麩・フルーツトマトのもずく酢ジュレがけ、水菜の酒盗和え

器のお人形さんがかわいい♪

ほろ苦いうるいと蛤は春の味。
能登の細もずくはつるつるとなめらかな口当たり。
唐墨は目の前で切ってくれたのですが、「大好き!!」といったら、心なしか厚めになったような(笑)
この一皿はたまりません。
日本酒追加。

この後のお料理にあう3本を用意してくださいました。
せっかくなので湘南の蔵元の天青をいただきました。
湘南最後の蔵元で少量しか生産していないため、飲むのは私もはじめてです。
湘南ビールは飲んだことあるのですが。<同じ熊澤酒蔵で作っています。

やはり、その土地のものはおいしいですね。

太刀魚炙り・魴鮄

お刺身2種
器は美濃焼き。

ん~~、炙った皮目の香ばしさが新しい~~。
太刀魚は煮つけや、焼いたりと熱を通して食べるのが一般的で、あまりお刺身は特に好んで食べてこなかったけど、炙りは焼きの良さも一緒に楽しめていいですね。
甘鯛の鱗焼き

カウンターの奥で何やら焼いていると思ったら甘鯛でした(^^)

冬が旬のお魚と思いましたが、まだいただけるんですね。
ラッキーでした。
好きなお魚です。
あざみ野うかい亭で、よくいただきました。

甘鯛は鱗のサクサク食感が面白いですよね♪
柚子のグラニティ

ここでサッパリと柚子のシャーベットを。
丹波篠山産 猪の牡丹鍋仕込み

たっぷりの丹波篠山産の野菜と猪の鍋。

猪のお肉には全然臭みがありません。
せりの香りが猪とよくあいます。
金目鯛とあおさの炊き込みご飯

土鍋で炊いた炊き込みご飯には、金目鯛とあおさの旨味がぎゅっとつまっています。

かなりお腹いっぱいでしたが、ひとくち食べたら箸が止まらなくて困りました(笑)
蜆の赤だし・香の物

丹波篠山の高菜のきんぴら、お出汁を取った利尻産昆布
漬物以外で高菜を食べるのははじめてです(^^)
食事を終えたところでワインを勧められました。
Estandon Rose Légende

ロゼ専門のインポート店で見つけたワインだそうで「とにかく飲んでみてください」と。

ロゼワインなのにブランデーのような芳醇な香り!!
薄いピンクでロゼワインの色をしているのに、味はどっしりと赤ワインに近く…。
面白いワイン!!
トリュフ入り特製ガトーショコラ

玉味噌を使った濃厚なガトーショコラ。添えられているのはマスカルポーネチーズです。
玉味噌は白みそにお酒やみりんを加えた甘みのある味噌で、その玉味噌をガトーショコラに使用しているんです。
ひとくちめは若干味噌の香りが感じられますが、イヤな感じではなく、その後口の中でチョコの甘さとまじりあって、さらに甘さを際立たせます。
これは先ほどのワインとよくあいますね。
飲みほしてしまっていたのが残念。
次回はワインを残しておきましょう(^^)
ゆったりと3時間近くかけてお食事をいただきました。
帰り、他のお客様が帰られたようだったので、少しお店の中を歩いてみました。

外にはたき火を眺めながら休めるスペースもあり、ここでコーヒーをいただくこともできるそうです。
オープンして、まだ1か月も立っていないのに、既に3回も来店しているリピーターのお客様もいるとか。
さすが鎌倉。
鎌倉に住んでいなくても、ぷちトリップの帰りに寄りたいお店です。

せっかくなのでカウンターでいただきましょうと、お友達が席をリザーブしてくれていました。
2月18日にOPENしたばかり
今はお食事はコースのみで、もう少し落ち着いたらアラカルトもやりたいとのことでした。
夜のコースは6,000円から。
この日はちょっと奮発して、《贅沢》季節の食材堪能コース 15,000円を。
お酒はペアリングをお願いしました。
Berlucchi '61

乾杯はイタリアのベルルッキ '61 ブリュットで。
辛口のスパークリングで、きめ細やかな泡がいつまでもグラスの中にはじけます。
実はこのグラスにもこだわりがあり、某フレンチのお店でこのグラスを見て、同じものを揃えたのだとか(^^)
カウンターで食事をすると、いろんな話が出来て楽しいですね。
曽我の梅酒

食前酒は梅酒から。
出汁

梅香煎・金粉
一品目は出汁!
水と昆布にこだわった和食の命ともいえる出汁を、まずは味わいます。
香りを楽しめるようシャンパーニュグラスの形をした器は特注品です。
このお出汁を飲んだだけで胃袋がワクワクしだしたのか(笑)一気に空腹を感じましたよ。
ノドグロの酒蒸し

九谷焼の器で供されました。

上に乗っているのは長野安曇野の花山葵の醤油漬けと、お出汁にも使用している利尻昆布です。
もっと食べたいと余韻の残す量。
おいしいものを少しだけ。
贅沢。
ここで日本酒に。
いずみ橋 生もと 黒とんぼ純米酒

神奈川の海老名にある泉橋酒造の純米酒。特に黒とんぼは出汁をきかせた和食にあわせて作られたお酒です。
ここでいずみ橋のお酒に出会えるとは(^^)

和らぎ水は富士ミネラルウォーターでした。
信玄鶏のチューリップ

懐かしいな~~チューリップ(笑)
子どもの頃、運動会のお弁当に母親がよくチューリップのから揚げを入れてくれましたよ。
最近見ないですよね~。
唐揚げのように見えて、実は燻製。一度下味をつけてから燻製にしているそうです。
食べるとしっかり燻製の香りが口の中に広がります。
生雲丹のせ茶碗蒸し

ひゃ~~~~、思わず小躍りしちゃう雲丹好きの私。

生雲丹がふんだんに乗っています。

なんと中にも雲丹が!!
無心で食べちゃいましたよ。
蟹新丈、赤かぶのすり流し

こちらも贅沢な一品。
春をイメージしたピンクの餡は、赤かぶをすりおろして色をつけています。

たっぷりの蟹に、丹波篠山の山芋を使用したふわふわの蟹新丈。
『かまくら和久』で使用している食材は日本全国の生産者から直接仕入れている高級品。この日は丹波篠山の食材を使用したお料理でした。一昨年、丹波篠山を旅したときのことがお料理を食べるたびに、篠山の青い空や緑の山が思い出されましたよ。
ふと厨房の片隅に飾ってあって花瓶が気になって聞いてみたところ、丹波焼でした。

丹波篠山アンテナが敏感になってる(笑)
前菜

かなり食べた気がしますが、ここで前菜の盛り合わせです。
蛤と春の山菜お浸し、自家製唐墨・粟麩・フルーツトマトのもずく酢ジュレがけ、水菜の酒盗和え

器のお人形さんがかわいい♪

ほろ苦いうるいと蛤は春の味。
能登の細もずくはつるつるとなめらかな口当たり。
唐墨は目の前で切ってくれたのですが、「大好き!!」といったら、心なしか厚めになったような(笑)
この一皿はたまりません。
日本酒追加。

この後のお料理にあう3本を用意してくださいました。
せっかくなので湘南の蔵元の天青をいただきました。
湘南最後の蔵元で少量しか生産していないため、飲むのは私もはじめてです。
湘南ビールは飲んだことあるのですが。<同じ熊澤酒蔵で作っています。

やはり、その土地のものはおいしいですね。

太刀魚炙り・魴鮄

お刺身2種
器は美濃焼き。

ん~~、炙った皮目の香ばしさが新しい~~。
太刀魚は煮つけや、焼いたりと熱を通して食べるのが一般的で、あまりお刺身は特に好んで食べてこなかったけど、炙りは焼きの良さも一緒に楽しめていいですね。
甘鯛の鱗焼き

カウンターの奥で何やら焼いていると思ったら甘鯛でした(^^)

冬が旬のお魚と思いましたが、まだいただけるんですね。
ラッキーでした。
好きなお魚です。
あざみ野うかい亭で、よくいただきました。

甘鯛は鱗のサクサク食感が面白いですよね♪
柚子のグラニティ

ここでサッパリと柚子のシャーベットを。
丹波篠山産 猪の牡丹鍋仕込み

たっぷりの丹波篠山産の野菜と猪の鍋。

猪のお肉には全然臭みがありません。
せりの香りが猪とよくあいます。
金目鯛とあおさの炊き込みご飯

土鍋で炊いた炊き込みご飯には、金目鯛とあおさの旨味がぎゅっとつまっています。

かなりお腹いっぱいでしたが、ひとくち食べたら箸が止まらなくて困りました(笑)
蜆の赤だし・香の物

丹波篠山の高菜のきんぴら、お出汁を取った利尻産昆布
漬物以外で高菜を食べるのははじめてです(^^)
食事を終えたところでワインを勧められました。
Estandon Rose Légende

ロゼ専門のインポート店で見つけたワインだそうで「とにかく飲んでみてください」と。

ロゼワインなのにブランデーのような芳醇な香り!!
薄いピンクでロゼワインの色をしているのに、味はどっしりと赤ワインに近く…。
面白いワイン!!
トリュフ入り特製ガトーショコラ

玉味噌を使った濃厚なガトーショコラ。添えられているのはマスカルポーネチーズです。
玉味噌は白みそにお酒やみりんを加えた甘みのある味噌で、その玉味噌をガトーショコラに使用しているんです。
ひとくちめは若干味噌の香りが感じられますが、イヤな感じではなく、その後口の中でチョコの甘さとまじりあって、さらに甘さを際立たせます。
これは先ほどのワインとよくあいますね。
飲みほしてしまっていたのが残念。
次回はワインを残しておきましょう(^^)
ゆったりと3時間近くかけてお食事をいただきました。
帰り、他のお客様が帰られたようだったので、少しお店の中を歩いてみました。

外にはたき火を眺めながら休めるスペースもあり、ここでコーヒーをいただくこともできるそうです。
オープンして、まだ1か月も立っていないのに、既に3回も来店しているリピーターのお客様もいるとか。
さすが鎌倉。
鎌倉に住んでいなくても、ぷちトリップの帰りに寄りたいお店です。
かまくら和久 (割烹・小料理 / 和田塚駅、鎌倉駅、由比ケ浜駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2
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