優しい闇に包まれる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」体験記
11月22日、国立代々木競技場前に「三井ガーデンプレミアム外苑の杜」がOPENしました。
それに先がけ試泊体験にも、お友達から声をかけていただき参加させていただきました。
まだ記事は書いてないんですけど(^^;
22日は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のプレス向け体験会に出かけてきました。
これが本当に自分の価値観をまるっと180度変える体験でした。
まとめるのが難しいので、とりあえず思いつくままにメモ。
作務衣に着替え、盲目のアテンダントと一緒に100% の暗闇の中を歩きます。
本当に真っ暗です。
真の闇です。
何も見えないから五感が研ぎ澄まされます。
うっかり閉所恐怖症だったことを忘れて参加してしまい、入って5分で後悔。
暗闇への恐怖心から過呼吸になりかけ、途中離脱も考えたけど、アテンダントの方がやさしく誘導してくださり、参加者の方が手を繋いでくださったので続けることができました。
いろいろプログラムをこなしていくうちに、あんなに怖かった暗闇が、むしろやさしく全身を包み込んでいるように感じられてくる不思議…。
特にとあるプログラムのあとは全身がリラックスして、恐怖心が消えていました。
なるほど、“コレ”には本当にリラックス効果があったんだなと実感。←ネタバレのため具体的な内容は避けます。
自分の足の裏の感覚が人より鈍いこともわかりました(^^;
不思議なのが100%の暗闇なのに、私には見えないものが見えるんですよ。
砂利道に来たら足元を中心に50㎝石がしいてあるのが見えるんです。
木に触るとけばけばした木が目の前に見える。
それはカラーではなく白黒の世界。
たぶん、本物とは違う私の想像の世界。
でも、見えるんです。確かに。
あれは何なのでしょう?
思い込み?
暗闇を拒絶するばかりに、見えていると脳が思い込むのでしょうか?
不思議な世界。
あまりに視覚がうるさいので、参加中はずっと目をつぶっていました。
目をつぶると映像は消えるのです。
日常なにげなく接しているものが、すべて違うく感じられます。
いや、違うんじゃないんですよ。
目が見えているときは気づかないだけ。
最期に飲んだ水の食感は忘れられません。
水ってごくごく飲んでましたよね。
暗闇の中で飲むと水には粘度が感じられるんです。
口の中に含むと口腔内にゆるゆると広がり、口の中全体に張り付くように広がり潤していきます。
この感覚は多分体験しないと伝わらない。
私の拙い文章では私の感動の10%も伝えられない。
すべてを終えた時、電気をつけないでと思ったくらい。
終わった後は、心地よい疲労感につつまれていました。
恐怖の対象でしかなかった暗闇が、今まで体験したことのない優しい空間へと変わっていくのは、一度体験してしまうとクセになりそう。また、あの優しい闇に包まれたい!これがダークサイド?←絶対違う
あ~もしかしたら、あの暗闇は母親の胎内にいた時の記憶に近いのかも。
だからあんなにリラックスできたのかも。
ちなみに時々私のように閉所恐怖症なのにうっかり参加してしまう人もいるとか。いざという時には脱出できるようになっているので安心して参加できます。
目が見えるということは、とてもありがたいことだけど、見えるばかりに見逃しているものがたくさんあるということがわかる体験です。
https://did.dialogue.or.jp/totonou/
三井ガーデンプレミアム外苑の杜で120分12,000円で体験できます。
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